全3回:お線香調合講座
所要時間:約90分(回)
お線香が手作りできるの?と喜んでいただいている一番人気の講座です。
1600年以上も昔から人々の暮らしに馴染んできた「お香」、現在は癒しや浄化に気分のリフレッシュにと利用されています。
この講座では、火をつけて楽しむお香の講座です。 火をつける時にその火の熱量が多く高いと、香りはより早く広範囲に広がり香る時間は短くなります。
火を使うお香の嗅ぎ方にはちょっとしたコツがあります。
火をつけ先端の赤くなっている所に鼻を近づけるとキナ臭いだけ、少し離れた煙の先、ゆらゆらしている先端の香りを聞きましょう(嗅ぐ)
「煉り」とはを学びます。
歴史や調合方法を学びます。
一番難しい「お線香」注意点多くもあります。
保存方法や保管方法、折れないための対策、折れた時の対策、カビ、防腐、防カビ対策までしっかり学びます。
何より、最高級の贈り物になる「お線香」をご自分で手作りする事ができます。
1回目 お線香
お香=お線香の事をいいます。
約20種類前後の粉末香原料より練り込んで作っていただきます。 香りの調合はほんの微量の差で全く別物の香りが出来あがる所が魅力的です。
二度と同じ香りの調合はできないのが香りの調合です。
中国からその作り方を伝えられ以来1600年以上、心とからだを清め、祈りはその煙にのって伝えられると信じられてきました。 お彼岸のお墓参りにはぜひご自分で作ったお線香でご先祖さまにお会いするの素敵ですね。
クネクネしたお線香、渦巻型、三角コーン(円錐型)などなどお好きな形や長さに制作可能です。
2回目 沈香(じんこう)お線香
所要時間:約90分弱(回)
Agarwood(アガーウッド)
加熱する事で香り成分が分解され芳香する特徴があり、沈香には健胃、沈静、解毒、自律神経、安眠と香りで様々な不快な症状が緩和されます。
ジンチョウゲ科の常緑樹、ジンコウボクが年月を経て傷つき、木自体が修復しようと樹脂が沈着する事で香りのする香木ができるのです。 本来水に浮くはずの木は、樹脂が沈着する事で沈む様になるため「沈香じんこう」と名前がつけられました。
産地は主にカンボジア・インドネシア・ベトナムです。
仕入れ状況が難しい「伽羅きゃら」の入荷がありましたら、「伽羅きゃら」のお線香を制作します。(未定)
▶ 沈香(シャム):産地はベトナム産がほとんどです。甘い香りが特徴です。
▶ 沈香(タニ):産地はインドネシア、ベトナム 香りの特徴は、やや酸味と甘みがある奥深い香りが特徴です。
▶ 伽羅(きゃら):最高級の香木と呼ばれる伽羅(きゃら)
原木は沈香(じんこう)と同じですが産地が異なりベトナムのごく限られた場所でしか採取できない大変希少なものです。
香りの特徴は常温でも芳香があるのが特徴です。 その香りはなんとも言葉では表現できない程のこっくりとた奥深い香りが広がります。 高温で芳香する沈香(じんこう)とは異なり、低温でもむっくりと芳香が広がるのが伽羅(きゃら)の特徴です。
3回目 白檀のお線香
所要時間:約90分弱(回)
白檀(びゃくだん)仏教の伝来とともに中国から伝えられた白檀は、比較的手に入りやすい香原料です。
沈香(じんこう)とは異なり、常温でも芳香し、工芸品など様々な所で利用されています。
ビャクダン科、熱帯性常緑樹、産地は主にオーストラリア、インド、インドネシアなどです。 特にインドマイソールで採取される「老山白檀ろうざんびゃくだん」は、白檀の中でも最高品質とその香りはなんとも言えないいい香りです。
講座の中では、この最高級の「老山白檀ろうざんびゃくだん」を使ったお線香を制作します。
香原料の価格は仕入れ状況によって異なる場合があります。
実際に販売されている「お線香」とは全く違う香りです。
全ての材料は自然由来の物を使用します。
例えば、タブ粉はお線香を作る時の「のり剤」として混ぜ練り上げて作ります。 よく練り上げる事で香料に粘り気が増し「タブ粉」を入れると様々な形のお香が手作りできます。
実際に販売されているようなお線香の成型方法とは異なり、手作りならではの型が出来上がる楽しみが体験できます。
お線香の調合方法、成型方法、乾燥方法、保存方法、お手入れ方法までしっかりと自分1人で出来る様になります。
贈り物に、仏事にお香を楽しむ幅がぐんと広がり楽しくなります。
ネットで販売したり、ワークショップを開催したりと、楽しみ方はご自分しだいです。
本格的にお香の先生になりたいとお考えの方に、「香司養成講座」のご案内も提供しています。
全3回
香原料 材料 テキスト
所要時間:各90分弱(回)
46,500円
51,150円(税込)
お香調合師 「香司」お香の先生にご興味がある方、ご質問お問い合わせはお気軽にご相談ください。