仏教とお香
お香は仏教の精神性と深く結びついています。
仏様への敬意の表れ
空間と心の浄化
ご先祖様との繋がり
精神統一、瞑想のため
お香は、インドや中国で宗教的儀礼や治療、暮らしに用いられ主にインドでは、神への供物として焚かれており宗教儀式に用いられておりました。インドでは、お香は仏(如来や菩薩)への供養の一部でした。
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焼香(しょうこう)仏を讃え、敬意を示すと同時に、空間を清め、自分自身の心を清浄にする意味
- 五供(ごく)香・花・灯明・飲食・浄水
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仏教が中国へ伝わった後、仏教の儀礼とともに香の文化も伝来
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中国では道教や儒教にも香を焚く習慣があり、仏教と結びついたことで「香道」の原型が生まれる
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香炉(こうろ)や線香のような道具もこの頃から広く用いられる
仏教と共にお香も伝来
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百済から仏教が伝来した際、仏像や経典とともに香木(沈香・伽羅など)が持ち込まれました。
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聖徳太子の時代に焼香があり、寺院建立や仏教儀礼で焚かれていました。
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日本書紀によると、推古天皇の時代に、淡路島に流れ着いた香木を焚いたところ素晴らしい香りがした、という記録は有名です。
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鎌倉〜室町時代には、禅宗の影響で香の精神性が重視されるようになり、一炷香(いっしゅこう)という座禅が生まれました。
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室町時代には貴族や武士の間で香道(こうどう)という芸道が成立しました。
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香を聞く(嗅ぐ)で精神を整え、己を見つめ直す修行要素が含まれています。
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香十徳(こうじゅっとく)」という香の十の効用も整えられてきました。
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現代では、仏教の儀礼(葬儀・法要・座禅)において焼香は欠かせません。
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寺院や家庭の仏壇では線香を焚き、香りと煙がご先祖さまや、仏に届くと信じられています。
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香道やアロマセラピーで香の利用も楽しまれ、日常の精神安定にも親しまれるようになりました。
仏教とは
インドで生まれたお釈迦さま(仏陀)の教えを基にした「宗教・哲学」、人間がさまざまな苦しみから解放され悟りを得ることを目的とする教えの事です。
私は仏教を極めてはおりません、どこかに所属しているという事でもありませんが、生きていると困難に遭遇する時もあったり苦しい時もあります。そこからどうしても抜け出せない時、どうしたらいいのか迷い込んだ時、仏教の教えを聞いて自分に当てはめ、自分なりに苦しみから抜け出すようにしています。そのような時こそ「お香」を聞きながら自分と向き合う時間をつくっています。
自分の学びにとりいれ、暮らしや経営、仕事、自分の人生に活かすことで、苦しみを抱えた人々の心を少しでも軽く穏やかに、幸せに過ごすことができるよう、自分自身を整えるためのヒントとお知恵をいただいております。
この経験が他者の心をふっと軽くする事ができるなら、なんと幸せなことでしょう。誰かの気持ちを軽くするお香の調合!を今後も心掛けてまいります。