お香と仏教
【お香の歴史】
日本でお香が広まり出した歴史は、1400年以上前、552年に仏教と共に日本に広まったと言われています。
平安時代、国の文化として発展し、高価で希少な香木は、癒しの時間となる香道となりました。
時代を経てその姿は、先人の教えを今につなぎ、より新しい楽しみ方と洗練された日本の香り文化へと、姿を変えております。
省略
日本とお香
1400年前からはじまりました。
飛鳥時代 538年仏教が日本に伝来されました。同時に『香』も仏事に用いられる様になったと伝えられています。
595年『日本書記』日本最古のお香の書物に淡路島に沈香木が漂着し、島人が知らずに薪とし火にくべた所、大変な良い香りが漂い、これを朝廷に献上したと記されています。
奈良時代、仏前を浄め、邪気払いやご供養とし宗教的に利用されていました。香原料を直接火にくべていたと考えられています。奈良時代に流行したお香は、焼香と匂い袋です。
中国から漢薬(香原料)が入ってきて現在の焼香として利用されています。
鑑真和上(がんじんわじょう)中国の僧侶が来日し、仏教の戒律と香薬を日本に広め、配合技術も伝えられました。同時に魔除け・厄除け・防虫・邪気払いと実用的にもお香が使われる様になっていきます。
主に貴族たちが学び、仏の為の供香や日々の暮らしに香りを楽しむようになりました。